恋愛日記



日記を捨てる前に倒れていなければ


『恋愛日記』を書いていなければ、


思い出すことは無かったかもしれない。


私の「好き」から生まれた恋愛日記。


それは溢れ出すような恋の物語


「好きだよ、菜知……」

「私も、康太のこと大好き」


見つめ合ってそう言って、

私達はその感情を伝えるかのようにキスをした。