だけど事実、 思い出すことが出来たのは それだけじゃ無かったから。 頭の隅に残っていた気持ちが 恋愛日記によって大きくなって 私に好きだったことを伝えてくれる。 入院する前、 彼との思い出のものを捨てに行った。 その時、恋愛日記も一緒に捨てようとしたのに なかなか手から離れなくて それだけは最後に捨てることにした。 入院する直前になって、恋愛日記を手に取り捨てに行こうと外に出た時 私は倒れた。 あの時、日記を捨てることをためらっていなければ