「んなっ!ふざけんな! だったらもっと早く言えよ」 自分で暴露してしまったあげく、消しゴムの嘘までバレてしまい 彼は顔がとても赤かった。 そうか、だからあの時 すぐに消しゴムを取ったんだ。 なんか怒っちゃって悪い事したなぁ……。 「でもホントに猫好きなんだね」 私がそう言うと彼は 「別に……」 とそっぽを向いて答えた。 「消しゴムにも使うほどなのに?」 「うっせぇよ! つか、このことは誰にも言うなよ!絶対に!」