それから、気付いたら家の前まで着いていて 帰りの遅かった俺を心配したように親父は迎え出た。 俺のその様子を見て何か気付いたのか、水を差し出し 向かいの椅子に座る。 ただ、黙って待っている親父に俺はすがりつくように 話し始めた。 すべてを話し終わると、俺の顔は涙で濡れていて 泣いている顔を見せたくないと思う自分の強いプライドはとっくに無くなっていた。 俺の様子を見て掠れた声で親父が口をひらいた。 「お前はどうしたい?」