私はそんな事を考えてドキドキとしながらプリンの蓋をあけた。 『菜知ちゃんも恋したことがあるんだね』 いやいや。 まさか、このことじゃないよね? だって、まだ私全然康太くんの事知らないし このドキドキは恋じゃない。 私は一口ずつプリンを食べながら 彼の事を考えた。 「明日会えたらお礼…… 言わなくちゃな」 私は赤く染まった頬でそう呟いた。