――――― 私は一日分のその人の日記を読んだ。 『恋愛日記』 とても面白い。 ページをめくるたび、心臓がドキドキなって 早く先を読んでしまいたくなった。 だって、リアルに書いてあるし これが本当に起きていた出来ごとなんだって考えると 続きが気になってしかたない 「わっ……もうこんな時間」 寂しい病室も気付けば時間がたっていた。 いつもは時間がたつのが遅いのに…… 私はこの日記を元の場所に戻した。