そして、外の暗さと同時に気づいた彼の様子。
コーヒーカップを出た頃から少しおかしかった。
「ちょ……、休んでいいか?」
体はフラフラとして、顔は少し青白い。
「もしかして、酔いやすい?」
私がそう聞くと、
彼は一緒にベンチに座って言った。
「あー情けねぇ。
カッコつけようとしたけど無理だったわ」
「本当は遊園地とか好きじゃなかったんじゃない?」
私がそう聞くと、
「いや、早いのとか、回るやつとか無理なだけ」
そう答えた。
だけど、私
今日そういうのしか乗ってないじゃん……。
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