彼が笑ってそういう。 私はびっくりして、何も言えなくて ただ、ただ彼を見ていた。 「本当は夜が良かったけど、 お前家族でも祝うだろ?」 そうやって、私のことを考えてくれるとこが好きだ。 「だから、昼は俺が独占させて……」 そうやって照れながら恥ずかしいことを言う所も大好きだ。 一生懸命働いて私のためにこんな素敵なことをしてくれた それだけで、泣きそうなくらい嬉しいのに 「もう1つ……あんだけど」 彼は言った。