「なんかさ、緊張しちゃうね」 料理を食べながら彼にそう言うと 彼は「だな」と笑いながら言った。 すべての料理が運ばれて、それを食べ終えた時 ウエイトレスさんがやって来て 私の目の前にケーキを置いた。 「お誕生日おめでとうございます 彼からのサプライズケーキです」 ロウソクが花火のようにパチパチと光っている。 そうだ……、 今日は私の誕生日だった……。 彼と久しぶりのデート それと体調の悪さから自分の誕生日を忘れていた。 「誕生日、おめでとう」