2人で手を繋いで帰りながら彼が言う。 「お前さぁ、妬いたろ。 俺があの女子と話してて」 「当たり前じゃん…… 私の彼氏取られちゃいやだもん」 今は強がらないで、素直に口にすると 彼も少し照れながら 「お前、やっぱ可愛いわ」 と言って私の頭を撫でた。 「うわっ、もう どうせまた猫の次とか言うんでしょ」 くしゃくしゃと頭をなでる彼にそういうと 真剣な表情で 「いや。お前が一番」 そう言った。