どくどくと低い心臓の音がする。 彼が誰と話そうが彼の勝手なのに 自分だけが知ってる彼を広めてしまうのは 嫌だと思っている。 わ……、 私いつからこんな性格悪くなったんだろう。 そんな自分が嫌になって、席を立ち教室を出た。 もっと落ち着かせないと。 でも……、あの女の子可愛いかったな 一緒に体育館裏に行こうって話しになってたらどうしよう そんな事ばかりを考えてしまう。 ゆっくりと、廊下を歩いていると後ろから名前を呼ばれた。 ああ、彼だってすぐ分かる。