「だから……!妬いたんだよ。 お前が他の男とどっか行くとか言うから デートだって隠れて見てたよ!悪ぃか!」 えっ……。 じゃあ、あの時ずっといたの? それって結構悪いんじゃ…… って思ったけれど、彼が怒っていた原因が妬きもちだったと聞いたら なんだかなんでも許せる気がしてきた。 「隣のクラスのやつ、けっこう危ねぇやつだって お前がいなくなった後聞いて……」 そっか、だから守ってくれたんだね。 「返事……くれよ」 もう知ってるくせに、私から告白したのに 彼はそう言って手を伸ばす。