嵐を呼ぶ姫 ~最強女は天然美少女?~



はぁ、気が重くなった…


でもまあ、こいつらに真実を話すことはないだろうから大丈夫か…



話す前にあたしが去れば、それでいいんだ


「おい、妃芽大丈夫か?」



「ん?あぁ、うん大丈夫だ」



~♪~♪


「あ、また電話」


今度は誰だよ?



『着信 藤川 嵐-fuzikawa arashi-』



なんだ、嵐か…



って嵐っ!?




嵐から電話とかなんかあったんか?




「も『もしもし妃芽かー?元気に『妃芽ー』


『ちょ、馬鹿、静かにしてろよ!』


はぁ…なんだ、ただの電話か…


しっかし瞬は相変わらず無駄に元気だなw


どーせまたお菓子でもくってんだろうけど



「なになに?珍しいね、どした?」



『いや、ちょっとね、うん』



「は?」


いやだから、ちょっとってなんだよ!


『いいか?せーのっ!』


ん?



『『『『『妃芽ー!入学おめでとー♪』』』』』




「み、みんな…」



『ま、大変だろーけど俺らにも頼れよ?


ちょっとこっから遠いけど


妃芽に呼ばれたら飛んでくしかないっしょ?笑』


あ、らし…


『よぉ、妃芽!一昨日ぶりだな!』


「あ、そっか、うん」


『昨日入学すること聞いて俺まじビビったんだけど?笑』


あたしもビビったっつの!笑



「ごめんwあたしも昨日聞かされからw」



『は?妃芽も昨日なわけ?


まじかよ!やっぱ高輝さんなだけあるな!』