「あたしね、前に流嵐に助けられたんだ」
「流嵐、に?」
「そう、で、その日からあたしのことを守ってくれてるみたい」
はい、全部作り話だよ!
みんな、あたしにだまされんなよー
「そうですか…流嵐に…なら情報が出てこないわけですね」
ありゃりゃりゃ…!
信じちゃってるよ!!!
あらまーあたし天才!
主演女優賞だよっ!VIPだよ!VIP!
はい、ごめんなさい、調子ノリました…
雷龍のみんな、騙してごめんね?
でも、これは私のためじゃなく貴方達のためにもなるんだ
あいつらにあたしのことがバレたら
きっとこいつらも狙われる
それは絶対にダメ
守るのはあいつらだけでいい


