特に怪しまれることなく目的地に到着したみたいです!

でも…ここって…


明らかに…暴走族の倉庫だよね?


「あ、あのここって?」


念のため聞いておこう


「俺たちの倉庫。」


やっやっぱり!!!!

コイツ暴走族じゃんよ!
伶のやつ何考えてんのよー!!!

あたし、暴走族なわけであってね、
他の暴走族の倉庫に入るなんて……

大丈夫なんだろうか…


「おい!何してんだ?早く行くぞ!」


ヤバイし!いいのかな?


〜♪〜♪


あ、あたしの携帯だ!
とりあえず、助かったぁ!

誰だろ?



『着信 五十嵐 高輝』



なんだよ!お前か!クソ親父!


ま、ちょうどいいや!倉庫行っていいか聞こ


「ごめん、ちょっと電話いいかな?」


「あぁ」



「もしもし」



『もしもし妃芽ー!元気かー?

俺は妃芽がいなくて寂しいぞー(泣)』



親父との電話はまじで疲れる

あっちのテンションが高すぎる

ついてくの大変だし、声でかいし…


絶対希瀬って奴に聞こえてるよ
はあ〜…こんな親父まじ恥ずかしい…