「瓔輝…俺がやる」 ここで拓己だけでもケリを付ける 全ては嵐舞を守るため 「やるなんて、滅相もないわぁ~ 俺たち二人で紅瓔に勝てるわけないっしょ? そのくらいはわきまえてるっての! てことで!今日のところは、行くぞ、ハルカ」 「うぃ〜」 そう言って彼等は、去っていった 「瓔輝、わりぃ、助かった…」 本当は今も、怖いことには変わりない それくらいあの出来事はあたしにとって残酷なトラウマだ 「結局何もできなくてワリィな」 「来てくれただけで、助かったよ… ありがとな」