-護琉side- 不思議だった 彼が話す言葉ひとつひとつな胸に突き刺さる わかっている… 雷都を恨むべきではないことなど、わかっている だって、雷都は俺の大切な…仲間… 俺はずっと悔しかったんだ… 俺だって雷都のように汚いことなどしてない それなのに、俺は『汚い』族の総長 このレッテルは無くなることはなかった 雷都は『雷神』と言われ、皆に尊敬される それが、ただ羨ましかった…