-豪side-


昔の後輩が俺に向かってナイフを振りかざす



わかっている



俺は最低な人間だ



そんなことはわかっている




ナイフを振りかざされようと



ナイフで刺されようと文句は言えない





だって、俺はこいつ等の人生を滅茶苦茶なものにしたから…







でも、こんな俺でもやり直せた





こうして、大切な仲間と協力出来ている





それは、全部、妃芽のおかげだ





妃芽という、俺を止めてくれる人がいた






そう、それだけの事で俺は救われたんだ






だから、俺はこれ以上お前たちを傷つけたくない