「謝って済むと思うなよ!?俺らが…護琉が…どんな思いで今までやってきたか!」
「そうだ、ふざけんじゃねぇぞ!なんにも知らねぇくせに…護琉の気持ちを考えたことあんのかよ!」
「おい、もういいから、お前ら…」
どういうことだ?
護琉の気持ちを考える?
千紘や、太一が言ってることがわからない
なぜ、護琉のことばかりなんだ?
自分たちだって、俺に裏切られたことを憎んでるはずなのに
「雷都…、お前のことは許さねぇ」
そう、静かに護琉がつぶやくと同時に幹部の2人がナイフを持って俺らの方へ向かってきた…
―うおぉおおおぉぉお!
その声を聞くばかりで、俺はその場から動き出すことができなかった…


