「もしもし、波玖か?」
『そうだよーん』
波玖の声が明るくて少し安心した
『ユキどうかしたの?……『ちょ!翼ァ!アンタ行くの早いから!』
波玖の隣から聞こえた愛梨のいつもどおりの声もあたしを安心させてくれた
「いいか、波玖…敵はナイフを持っているんだ、気をつけてくれよ……」
『おう、わかってる!まあ!3人がかりだし大丈夫!』
3人がかり……確かにそうだ
だが、何が起こるかわからない
奴らがもっとやばい事を考えていてもおかしくないんだ
嫉妬……妬み……憎しみ
それは、とんでもなくやばい事へと彼等を導いくには十分な要素だ