嵐を呼ぶ姫 ~最強女は天然美少女?~




よし、雷龍の裏に回り込むぞ



「じゃあ、あたし……じゃない!俺が行く」



危ない危ない



あたしは今、男だったんだ




『待て!多分後ろにいる奴は、ナイフを持っていると思う』



「じゃあ、尚更俺が行かなきゃいけねぇじゃねぇか!危ない仕事は全部、俺に任せろ」




琥珀の奴らを傷つけるわけにはいかない




『いや、それより危険なものをきっと、総長が持ってるはずだ。そして、幹部の奴らきっとナイフを持っている』




それって……まさか!




『そう、きっと奴らは俺が桜嵐に仕掛けた時と同じ方法をするんだと思う』




「それじゃあ、挟み撃ちっつーコトじゃねぇかよ!」





どうする…



まだ、雷龍の下っ端達が十分に戦えてる




でも、これから、きっと幹部や総長達の戦いになるはずだ




早めに対処しねぇと