「あたしはただ、みんなを引っ張って戦ってただけだよ?作戦とか考えたことないしー、そもそも、それはいつも剣がやってくれてたから、あたし実質なんもしてないわーw」
勝手に、作戦とか剣が決めてて
あたし達はそれ通りに戦ってた
ただそれだけ
まあ、剣はもともと頭が冴えるやつだったから実践向きではないんだよな
それに、剣がいなけりゃあたし達、嵐舞はここまでの族になれてなかったと思う
嵐舞が強いのは総長のあたしのおかげとかそーゆーのはなんもなくて
みんながそれぞれ持ってる力があってこそここまでの族になれたんだ
「いい仲間がいるってことか……」
「そ!でも、あたしはあんたたち琥珀も凄くいい仲間だと思うよ?今もこの仲間に入れてることがすごく嬉しい」
あたしを受け入れてくれたことも含めてみんな本当に優しい心を持っている
そんな人達が集まればもっともっとやさしくなれる
信頼できる仲間がいる
それは本当に素晴らしいことだ
その面では本当にあたしは恵まれてるなぁ……
嵐舞といい、雷龍といい、琥珀といい…
そんな素敵な仲間に支えられているあたしは本当に幸せ者だ


