それからは、ただ一人で悩み続けた


姉ちゃん達には言えなかった



「麗王?何こんなとこに立ってるの?帰らないの?」



立ち尽くして、考えてたら姉ちゃんに会った




「ごめん、今日病院に行ってから帰るね」




今は、姉ちゃんとあの家族と一緒にいるのが辛かった




だって、一緒にいたら…




頼ってしまう…




心配はかけたくないし、迷惑もかけたくない





だから、これだけは自分自身で答えを見つけなければならなかった





でも、ばあちゃんのことなのに、俺が決断してもいいんだろうか?




ばあちゃんが決めた方がいいんじゃないの?




そう思って、俺は病院へと向かった