「3年の命はもう、変わることはないんですか?」
「それは、私にもわからない。君のおばあさん次第なんだ。でも、いい環境でいい生活をしたらもしかしたらだけど、何か変わるかもしれない。」
いい環境でいい生活っていうのはどうゆうものだろうか
素敵な家族がいることかな?
それなら五十嵐家がいい……
きっと五十嵐家なら、ばあちゃんも前向きになれるかもしれない
そう思った
「そこで、私から提案だ。君のおばあさんの昔からの親友がアメリカにいるらしいんだ」
「ばあちゃんの親友…?アメリカ?」
「そこには私の知り合いの腕のいい医者がいる。そこに行けば、おばあさんの介護も親友は快く引き受けてくれている。このまま日本にいても、おばあさんを介護する人は君以外にいないだろう?だけど、君じゃ介護は難しい。学校もあるからね。だから、アメリカに行かないか?」
俺が…アメリカに行く…?
俺はわけがわからなかった


