嵐を呼ぶ姫 ~最強女は天然美少女?~




嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ



怖い…



ばあちゃんもお母さん、お父さんみたいになっちゃう




そう思うだけで震えが止まらなかった






「麗王、おばあちゃんがきっと麗王を待ってる。だから、行こう!おばあちゃんを信じよう!」



姉ちゃんはこうしていつも光をくれる



姉ちゃんだって怖いはずなのに




それなのに…




いつも俺の事ばかり心配するんだ





姉ちゃんを守るってあの時、決めたじゃないか



ばあちゃんはきっと大丈夫



信じる、信じて待つ




それが今俺ができる唯一のこと




こうして俺は病院へと向かった