ホットしたと同時に張り詰めてた気持ちが溢れ出して、涙がとめどなく流れてきた
そんな俺を見て、姉ちゃんは…
天使のような笑顔で言ったんだ
「良かったね！今は泣いていいんだよ…
ばぁちゃんのために泣くなら、ばぁちゃんは嬉しくてきっと元気になるから、ね？」
俺はこのとき姉ちゃんと、五十嵐家と出会えてほんとに良かったと思った
しばらくしてばぁちゃんは目覚めた
「ばぁちゃんｯ！」
「麗王…ごめんね、ありがとう」
ばぁちゃんはこう言っていつもの笑顔を見せてくれた
「あなたたちが助けてくれたのね、ありがとうございます」
「いえ、僕たちは何も…麗王くんが頑張ったからですよ」
幸輝兄ちゃんはこう言ってくれたけど、俺はなんもしてないんだ…
