ばぁちゃんがいなくなったら
俺はどうすればいいんだ?
俺は独りぼっちになってしまう
そう思うとやっぱり、怖くて
止まってたはずの涙がまた、溢れだしそうになった
そんな時、救急車に乗るときに別れたはずのあの、兄妹達がやってきた
「大丈夫?ばぁちゃんは!?」
「な、んで…」
「勝手にごめんな…よそのことに首突っ込むのは良くないってわかってたんだけどさ、心配で…それに、妃芽がさ…君のとこに行く!って聞かなくて…」
嬉しかった…
だって、俺は独りぼっちなんかじゃないって思えたから…
姉ちゃんや、兄ちゃんがいる
そう思えたんだ


