そんな姉ちゃんが


あの、最強の桜嵐だなんて…





「麗王…ごめん…今のあたしは麗王の知っているあたしじゃない…」





「俺の知らない姉ちゃん…?」





それは俺には想像もつかなかった




俺の知ってる姉ちゃんは




優しくて、家族思いで、何をするのにも全力で、そして…誰よりも脆くて弱い



それがもう変わってしまったっていうのか?






俺の大好きな姉ちゃんじゃなくなったってことか?





そんなの…嫌だ…





俺に光をくれたのは…





全部全部




姉ちゃんじゃないか…