「麗王!!!」
「お、姉ちゃん?」
嘘だ…
まさか、麗王に会えるなんて…
「麗王、久しぶりだね!元気だった?」
「え、嘘!?姉ちゃんだよね?妃芽姉だよね?」
「うん、あたしだよ、麗王…」
麗王は、あたしの弟
あ、血は繋がってないの
ワケあって五十嵐家でひきとって一緒くらしてたんだ
かれこれ5年以上は会ってないからな…
「姉ちゃん、俺…!ずっと会いたかった…
でも、こっちに戻って来たら連絡先とかなんもわかんなくなっててさ…
調べようにもガード硬いから無理だったんだ…」
「ん…大丈夫。わかってるよ
元気そうでよかった…」
そっか…
麗王も族に入れるくらい強くなったんだな…
昔はあんなに甘えん坊だったのに…
なんか、嬉しいような、寂しいような…


