「は!?囲まれてたってどーゆーことだ?」
「あぁ、なんか最初5台のバイクにつけられててさ、その後奴らがさ拳銃で俺らに向かって撃ってきたわけだよ」
あーあーあーあーあー!
ダメだー
どんどん誤魔化しが効かなくなってきた!
「んで、俺はさ頑張ってよけてたんだけど、まあとーぜんのごとくタイヤに命中してそのままたおれたっつーわけ!そこを囲まれてる時に周りに奴らが来てさ、あぁもー逃げらんねぇって思ってたときに意識がなくなっちまったっつーかんじだな」
うわー…どーしよ
誰か助けてくれたとか、いいかなー
んーでも誰に?
警察じゃだめじゃん?完全にあたしらも同行させられてるはずだし
ここらにある強そーな族でどっかねぇかなー
「は?そっから逃げるって相当ムズくね?」
アハハハハハハ…ですよねー笑
…あ!
族、あった!
「それがさー、なんだっけな…んーっと…!あ!そーそー!紅瓔ってとこの総長さんがたまたま通りかかってね、うん、それで助けてくれたんだ!」
どーよ!この完璧な嘘はっ!
あたしは天才だわー
女優とか絶対なれんじゃね?笑


