-当麻side-
「と、うま!」
遠くで妃芽の声が聞こえる
俺はこのまま死ぬのか?
頭がガンガンする
妃…芽…最後まで守れなくてごめん
俺の事はいいから黒神から逃げてくれ
頼むから、生きてくれ
最後の力を振り絞って喋る
「妃…芽…最後、ま、で…守れ、な、くて、ご…めん。お、れのことは、い、いから、にげろ…はや、く、黒神、からに、げて、くれ…」
「そんなこと、出来るわけないじゃん!
このままじゃ当麻が…当麻が!」
妃芽はマジでいいやつだった
俺のためにこんなに必死になってくれる人がいる
それだけで俺は充分だ
俺は、大切な人を守ることができた
それだけでいいんだ


