「ねぇ、当麻。」



「んだよ!すいませんね、下手くそで」



いつものようにおちょくられると思ったのか


当麻が言い返してきた



「いや、違う。後、付けられてる」



あたしは後ろをもう一度見てから言った




「はぁ!?」




驚きながらも後ろをチラリと見る




「…チッ、まじかよ」




ゆっくり目を凝らすとバイクには『黒神』の文字



黒神の狙ってた奴らってまさか!





雷龍だったのか?






すっかり安心しきってた…くそっ!





「妃芽、巻くからしっかり捕まっとけよ?」



「うん」




はたして当麻のバイクの腕でこいつらを巻けるのか…