「おい、雷都っていったか?
お前は何もするなよ?馬鹿なことで自分の命を捨てるんじゃねぇぞ?
あたしは大丈夫だから、間違ってもあたしを庇おうなんて考えんじゃねぇぞ?」
そう、俺に向かって優しく微笑みながら言う
馬鹿なことで自分の命を捨ててるのは桜嵐のほうじゃないか…
こんな、しょうもないクズの俺のために自分の命を捨てるとか意味がわからない…
「あたしは大丈夫だ、な?信じろ」
余裕たっぷりの笑顔を見せる桜嵐
その顔はどこか楽しんでるようにも見えた
なんでだ?
まさか…!
この人は死ぬのが怖くないんじゃなくて、
死ぬ気がないんだ
拳銃に勝つつもりでいるんだ…!


