「やっぱり桜嵐の名は伊達じゃねぇってか?」
「やってくれんじゃねぇか」
「でも、これを見ても余裕な面見せてられるかな?」
あぁ、やっぱりこういうことになるんだ…
やつらが手にしていたのはナイフ…
幹部全員がナイフを持っている
どうしよう…
もう、流石に桜嵐でも無理だ
そもそも、卑怯な手ばかりを使ってるコイツらにひとりで挑むなんて無茶だったんだ…
俺があの時ひかずにいれば…
やっぱり、俺も戦おう…
もう、人数も減ったし桜嵐一人では危険だ
そう思った俺は物陰からゆっくりと足を踏み出した…
そして…桜嵐の元へ行こうとしたが…
行くことができなかった…
なぜなら、
「来るな」
こう言ったとともに恐ろしいほどの殺気を出していたから…


