俺は、他人に初めてこんなことを言われた
あぁ、これが俺の欲しかった言葉なんだなって思った
俺の目から一筋の雫がこぼれ落ちた…
「ほら、わかったなら行け」
優しく微笑みながら桜嵐、あなたは俺の背中を押した…
俺は近くの物陰にそっと身を寄せた
桜嵐に言われた通り、気を充分に張って
「おい、お前らの相手はあたしだ」
そう、静かに桜嵐が呟いた
「へぇ〜、雷都を守るんだ?あ?
まあいいや、ついでに桜嵐を殺すっていうやりそこねたミッションをできるし」
そして、奴はニタァと気持ち悪く笑い
「お前ら、行け」
と言った。
そして、その一言が静かに戦いの幕を上げた


