喧嘩に武器は必要ない
喧嘩は素手でやるもんだ!
男がどんどん殴られてく
や、やべ!
こんなこと考えてる場合じゃなかった
フードを深く被り直す
「おーい?お兄さん達?何やってんのかなー?あたしも混ぜて?」
「あ¨ぁ?邪魔すんじゃねぇぞ!女は黙っとけっ!」
威勢がいいですね〜
これは殺っちゃっていい?
女だからってなめられると困んだよね
うん、殺ってしまおう☆黒笑
「ふ〜ん…そんな口の利き方していいんだ?」
「だから、うっせぇっつてんだろ?」
その言葉と同時にあたしの方に拳が飛んできた
それをあたしは軽々避ける
そして、男の腹に一発
-バキッ
「うっ」
それを合図に周りも集中してあたしを攻撃し始める
あたしはそれを綺麗によけて次々に男を倒す
7人全員倒し終わった
「お、お前は…だ、れだ?」
「ん〜正義のヒーロー?(笑)ま、桜嵐とでも言っとけばわかるか?」
桜嵐って知ったら多分ダッシュで逃げんなw
「お、うらん?まじかよ!お前ら行くぞ!」
やーっぱり!逃げましたね〜
「あ、あの!桜嵐さん!助けてくれてありがとうございます!俺、桜嵐に憧れてるんです!」
可愛い後輩タイプだな〜こいつ
「ありがとう!君、名前は?」
「俺は、雷龍に入ったばっかりの新人、鈴木健人です!」
げ…雷龍…やべぇ…
「俺、桜嵐さんみたいになりたくてこの世界に入ったんです!まだまだ弱っちいけど桜嵐さんみたいになりたいです!」
随分気合が入ってる
きっとお前は伸びるよ
「大丈夫。その意気だ!きっとなれる」
うん、気持ちが重要だからな
「ところで、さ…今日は雷龍で走りに来てるの?」
どーか、違うと言いますように…
「はい♪初めて今日走りました!バイクっていいですね♪」
うっわー…この近くにいるってことだよな?
流石にまずいぞ?
「そうだな、バイクはいいよな」
これは速く立ち去った方が身のためだよな…
別れを告げようとしたその時…!
「おいっ!健人!大丈夫か?」
「………っ!」


