「あ、そうだ!涼。」


「はい、なんですか?」


こいつらには頼まなきゃいけねぇことがあった


「俺らさ、妃芽のこと護るように伶さんに頼まれてんだわ

でさ、お前らクラス同じだろ?

だからさ、妃芽のこと普段は護ってやってくんね?」


朝とか帰りは俺らがいるから大丈夫だが、

流石にクラスちげぇのに授業んときとかは無理だかんな


「もちろんですよ!僕らにも妃芽は欠かせない存在ですから!」


ニッコリと笑って答える


こいつらにももう妃芽は愛されてんだな


やっぱスゲェ女だ


晴紀ともすぐにうちとけた…


アイツはまじで極度の女嫌いだったはずなのに


不思議といつの間にかなついてた