私は顔をあげて
笑顔をつくる。


「ううん!なんでもない。」


「なんでもないようには
見えっ・・・ンッ・・・
ちょっ・・・ゆっ・き・・・。」



竜介に最後まで
言わせたくない私は
竜介の唇を塞ぐ。


私からキスするなんて
びっくりするくらい
珍しい。


だからかな???

竜介も夢中になってくれて
話の続きを
しようとしなくなった。


私最低だよね。

竜介・・・ごめんね。



「っはぁ・・・ゆき・・・
大好きだよ?」


「うん。知ってる。
私もだ〜〜い好き。」


竜介は満足そうな
笑顔を向ける。



だめだ・・・・。

私もう涙をおさえられない。


「んっ・・・ひっ・・ひっく・・」