「笑わないでよ!!!」


ゆうくんの太ももを
叩いた。


「ごめんごめんww」




そのとき
電話中部屋の外に
出ていったひろ兄が
もどってきた。



「ゆき。俺帰るわ。
誰も家にいないらしいから
あきらの飯
作ってやらないと。」


あきら君はひろ兄の弟で
小学6年生なんだ。

ひろ兄は7歳も
離れてるからか
あきら君を
すっごい大切にしてるんだ。

あきら君が熱を出したら
友だちといても
彼女といても
絶対家に帰ってくるんだって
あきら君がゆってたっけ。