みるきーちょこ。



「ひろ兄、ゆうくんに
話そうと思うの・・・

・・・私の家族について。」



「そんなこと、
センセイが学校から
聞けばいいんじゃないですか??

学校には入学の時に
話しているはずです。」


ひろ兄、言い方きついよ。



「そうしようか
迷ったんですが

ゆきさんがどう感じているか
知りたいんです。

担任として。」




やっぱりゆうくんは
良い先生だ。



「センセイはゆきを
苦しめてまで
ゆきから聞きたいんですか??」


「ひろ兄っ!!!!

私も自分で
話せるようにならなきゃ
いけないって思うよ?

いつまでもひろ兄に
頼りっぱなしじゃ
前に進めないから・・・。」




「そうか・・・。


でも、
無理すんじゃねぇぞ?

まだ1年しか
たってねぇんだから・・・。

無理だったら
俺が話すからな?」


ひろ兄は寂しそうに・・・
でも優しい顔して
私に言った。