みるきーちょこ。




「ゆき・・・。
ゆきのなにが悪いんだよ!?
俺以外に好きなやつでも
できたとか??」


そんなわけない。


私はまた首を思い切り
横にふる。



これ以上好きに
なってしまうのが
すごく怖い。


これ以上好きになっても
最後にきづつくのは
私なんだ・・・。


竜介自身が私のこと
好きでいてくれたとしても
竜介のご両親に
絶対反対されちゃうよ。



私みたいな子を
受け入れてくれる人なんて
いるのかな??


もう、あんなふうに
きづつくのも
大切な人を
きづつけるのも
いやなんだ。


こんなの私のわがままだって
わかってる。


「じゃあなんで・・・・??
俺だってゆきだけ
が好きだよ。
俺らはお互いが好きで
つきあってる。
それじゃダメなのかよ?」


私は静かに首を横にふる。


「竜介はなんにも悪くない。

ごめんね・・・竜介。

大好きだよ。

ばいばい・・・・」


そう言ってわたしは
屋上の入り口にむかった。