紅炎と雷炎 ①



翔「……俺の家は普通に幸せな家庭だった。 親父、母さん、弟、俺の四人家族だった。 


でも、ある日を境にその幸せな時間が崩れた…


それは、俺が中学1年生だったとき。


弟が交通事故で死んだ…


そこから、俺の家族は狂った。


親父と母さんは毎晩、ケンカするようになった。 いつもいつも、怒鳴り声や、ガラスや食器が割れる音が響いてた。


だけどある日、いつも聞こえてた怒鳴り声が聞こえなかった。


そして、誰かが俺の部屋に入ってきた。


母さんだった。


母さんは、ブツブツ何かを言いながら、俺に近寄ってきた。


そして、


犯された…


力では、俺が勝ってた…


…けど!!

母さんを殴れなかった。


そして、それから、地獄の日々が続いた。


親父は何故か俺が母さんに襲われた日から帰ってくるのが遅くなった。


だから、毎晩決まった時間に母さんが俺の部屋に入ってきて、犯される。


そんな毎日が1ヶ月続いた。


ちょうど、1ヶ月目に同じように決まった時間に母さんが俺の部屋に入ってきた。


その日は犯されなかったその変わり、暴力を受けた。