紅炎と雷炎 ①



数分後、翔の震えおさまった。


美樹「翔、大丈夫? 落ち着いた?」


翔「……ああ。 もう、大丈夫だ。 ごめん、美樹。 ありがと……な」


美樹「そっか…なら良かった! これで、一件落着だね!」


そう言うあたしに、翔は俯いて


翔「………こうなった理由、聞かないのか?」


と、聞いてきた。