紅炎と雷炎 ①




美樹「ふわ~、着いた~。 ありがとね、陽」


陽「いいよ。 てか、美樹ちゃんの部屋ってなん号室?」


美樹「えっと、確か…205号室だったかな?」


陽「うそ!」


え? 


陽はあたしがそう言うと、とても驚いた顔をした。


美樹「どうしたの?」


陽「俺ら、204号室が俺と陣と晃。 206号室が翔と千尋の部屋なんだ」


美樹「ええ!」


けんちゃんめ~!


なに、ちゃっかり雷炎の人たちと近い部屋にしちゃってるんだよ!


美樹「まあ、近いし、互いの部屋の行き来には楽だね」


陽「そうだね。 じゃあ、あしたはインターホンならしにくるよ」


美樹「分かった! おやすみ~」


あたしは部屋へ、陽は溜まり場へ帰った……