晃「どうした? 怖くて、声も出せなくなったか? お前、弱そうだもんな。 どうせ、仲間に危険が迫っても、一人で逃げるタイプだろ」
晃があたしの地雷をふんだ。
ブチッ
あたしは、どんなときでも、仲間を一番に考えて行動してきた。
だからこそ、この言葉だけは許せなかった。
美樹「…なんて、言った?」
晃「あ?」
美樹「今、何て言った? 『一人で逃げるタイプ』? ふざけてんじゃねぇぞ!! お前にあたしの何がわかるんだ! あたしのこと何一つ分かってねぇくせに、でけぇ口、叩いてんじゃねぇよ!!」
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