紅炎と雷炎 ①



美樹「は…「「「「「はあぁぁあぁあぁぁ!!?」」」」」


うん、うるさいね。 


まあ、あたしも叫ぼうとしてたけどさ…


翔「歌? 何で、歌?」


千尋「は? 何で、女と一緒に歌なんて歌わないといけないわけ?」


ピクッ


晃「そうだ! なんで、こいつなんかと一緒にやらないといけないんだよ!」


ピクッ


千尋「てか、一週間後? 無理だろ。 特に、この女絶対足引っ張るだろ」


ピクピクッ


晃「だよな~! ぜってぇへたくそだろ! てか、音痴! ぷっ…音痴…っ、ひゃひゃひゃひゃ!!」


ブチッ


あたしの何かが切れた。


美樹「うる…「うるせぇぞ、お前ら!!」」


うるせぇ! と言おうとしたら、あたしが声を発すると同時にけんちゃんが叫んだ。


堅「お前ら、美樹がどれだけ上手いと思ってるんだ!! プロ並みなんだぞ! お前らにそこまで言われる筋合いねぇんだよ!!」


お~…


一気に言い切ったけんちゃん。


まあ、プロ並みではないし、別に上手くないんだけどね…


(メッチャ上手いです。 本当にプロ並みです 作者)


美樹「けんちゃん、そこまで怒らなくていいから。 …でも、別に足引っ張ることはべつにしないと思う。 疑うなら一曲ここで、歌おうか?」


晃「じゃあ、コ〇クロの桜って曲歌えるか?」


美樹「歌えるよ」





~♪~♪~♪







あたしは、理事長室で熱唱した。