紅炎と雷炎 ①



美樹「そっか…。 で、けんちゃんは何であたしをここに呼んだのかな? そして、何で雷炎のみんながいるのかな?」


堅「え…えっと。 あの…」


美樹「ん? どうしようもないことだったら分かってるよね?(黒笑」


堅(ひいぃぃぃいい!! 美樹、メッチャ怒ってる!)


堅「あ、のな…? 怒らないで聞いて…ね?」


けんちゃんは首を横にコテンと倒しながら言った。


美樹「それは内容によるでしょ? 怒られないことを言えばいいんだから(黒笑 それに、ね? ってなんだよ! まじきもいから! 千尋がやるならいいけど、お前がやるときもいんだよ!!」


マジ、きもい。 


ないわ、ホントにないわ…。


…って、あれ?


確か、ここに…


ああぁぁあぁぁあぁぁ!!!


また、やってしまった。 


思いっきり、やってしまった。


何やってんの、あたし!


視線をあげた先にいた陣たちは唖然として立って、こっちをみていた。


美樹「け、けんちゃん…? もう、怒らないから、早く内容言って? てか、言わないとそれこそ怒るよ?」


堅「え? 本当? じゃあ、言うよ」


美樹「うん」


堅「一週間後、文化祭やるから、その時に、陣、陽、晃、千尋、翔、美樹で歌を歌ってほしいんだ」