紅炎と雷炎 ①



陽「着いたみたいだね」


美樹「うん。 運転手さん、朝早くごめんね。 運転してくれてありがとう」


あたしがお礼を言うと、運転手の人は顔を赤くして「いえいえ、俺の役目ですから」と言ってくれた。


ホント、ありがたいよね…。


あたしはもう一度お礼を言って車を下りた。


陽「じゃ、理事長室行こうか」


美樹「うん」


あたしたちは理事長室に向かって歩き出した。