紅炎と雷炎 ①



陽「おはよう、美樹ちゃん。 寝るの遅かったのに、起きるの早いんだね」


ニッコリ笑って、あたしの部屋の前に立ってる…。


美樹「他のみんなは?」


陽「ん? 秘密。 さぁ、行こうか」


陽はあたしに有無を言わさない気だ。


はぁ~…


美樹「分かったから、ちょっと待って」


チラッと手を見てみると、


…よし! 震えてない!


良かった…


震えてないのを確認して、あたしは陽の後を追った。