紅炎と雷炎 ①



ピロピロリーン…


美樹「よし…。 理事長室に行くまでに震え止まるかな…」


今、一人でいたら壊れてしまうかもしれない…。


何故か、そう思う。


どうして…? 


てか、まず着替えなきゃ…


シュル


パサッ…


シュッ


……よし


さて、どうや…ピロピロリーン


ん? メール?


こんな朝早く誰だろ…?


パカッ


美樹「え…?」


送信メールの相手は、


陽【じゃあ、今からそっち行くよ】


陽だった。


どうして、起きてるの?


てか、今迎えにこられるとヤバイんだけど!


美樹【いいよ。 もう出るから】


ピロピロリーン…


ピロピロリーン


陽【もう、美樹ちゃんの部屋の前】


何故? 


てか、部屋の前!?


タタタタタタッ


ガチャ


…ほ、本当にいやがった…